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温かい感動と涙……

頭の中の消しゴム。
全ての記憶をゴシゴシと、確実に消し去っていく。
ただ最後に、全ての記憶が消されてしまう前に――。



ムムム……、その世界に入り込めず。
というか、まともに画面を見られないほど、恥ずかしい恋人世界ではないか!!
基本的に、「アクション」と同じくらいに「ベタベタの恋愛」はコッパズカシイので苦手なジャンルだが、私にとってこの作品は、単なる恋愛映画に輪をかけて甘々。トローリ砂糖水のようで何ともはや。

この映画をお勧めする人ってどんな人なんだろう? と考えてみたが、韓流ファンと「温かい涙を流したいと思う人」以外に正直思いつかない・・・。(観た方、本当に申し訳ない!)

以前テレビで、今の日本人の映画鑑賞の大きな動機傾向として、「思いっきり泣きたい!」「感動して号泣したい!」ということがあると言っていた。
ただ物悲しいだけではなく、心があったかくなったり、元気が出たりする映画という意味みたいだ。
何だかすごくひねくれているけど、そういう事前認識をもって、観に行ってる人が多いんじゃないだろうか、この作品も。なんて思った。
確かに、そういう人には激しくお勧めできる映画だ。

正直に書こう。
私には、全く心に訴えかけなかった。
2006.02.02 Comment:0 | TrackBack:0



それぞれが願う家族のかたち

【監督】シェーン・メドウス
【出演】ロバート・カーライル、リス・エヴァンス

私が本当に求めているのは何?
パパが欲しい!
ずっと家族でいたいんだ。
行くあてのない俺には、あいつしかいない。



故郷と妻子を捨てて、軽犯罪に手を染めるジミー(ロバート)。
故郷で、娘や義姉家族と暮すシャーリー(リス)。
彼女にプロポーズする優男の恋人デック。
大人三人と娘一人、それぞれが望む家族のかたちとは――。

いい加減で自分勝手なジミーは、テレビ番組でシャーリーが求婚されているのを見て、故郷へ舞い戻る。
しかも盗んだ金を抱えて。
彼は、元妻は自分のことをまだ愛していると疑わない?!
そして、「少し自分に言い聞かせるように」彼女に心から愛しているとのたまう。
こういう役を演じさせたら、イギリス映画ではロバート・カーライルがピカイチ!
大好きな俳優だ。相変わらず「f●●king」連発の役だが・・・・・。

ただ、これまで演じたキャラと多少違うのが、彼にとってはハッピーエンドにはならないこと。
でもこれも、当然と言やぁ当然。
それを自ら感じているように、少し寂しげな表情を垣間見せる。
(ちなみに、ロバート・カーライル&リス・エヴァンスは、イギリスの連続ドラマ『マクヴェス巡査』で最後は結ばれる男女を演じている!)
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2006.01.23 Comment:0 | TrackBack:0



映像によるドラッグトリップ!

【監督・脚本】ダーレン・アロノフスキー
【出演】エレン・バーティン、ジャレット・レト、ジェニファー・コネリー

恍惚、快楽、至福――。
恐怖、苛立ち、憎悪――、そして寂寞と孤独へ。



気持ちイイ、気持ち悪い、気持ちイイ、吐き気・・・・・・。
感情や感覚としての感想ではなく、肉体的にそうなる擬似トリップ映画。

繰り返し現れるドラッグの使用瞬間のシーン。
「紙」「白い粉」「点火」「泡ブク」「顕微鏡視点の血管逆流」「瞳孔の開閉」といった脳を直接刺激してくるような映像とカット割りのスピード感にやられる!
そして、トリップしたら見るであろう幻覚の数々。
画面でドラッグを使っている登場人物だけではなく、観ているこっちまでがまるでトリップような感覚なのだ!

さらに、エレン・バーティンとジェニファー・コネリーの老若女優が素晴らしい。
音楽も、ストーリーと相まってダークで陰鬱なんだけど、これがカッコいいんだ♪
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2006.01.22 Comment:0 | TrackBack:0



瞳で語る演技者

【監督】アラン・パーカー
【出演】ケヴィン・スペイシー、ケイト・ウィンスレット

あなたには話しましょう。
でも、決して最後までではない。
本当の答えは、あなたに見つけてほしい。



なんでこんなに上演館数が少ない!!
これを人に見せずにしてどうする?!
そう。同じシネコンで上映されていた『マトリックス・リローティッド』を見せる席があるなら、少しでもこっちに席数を回せ!

と、思ったほど、非常に良く作られた作品。

同僚女性のレイプ殺人の冤罪で、死刑を待つデヴィット・ゲイル(ケヴィン)。
セックススキャンダルで仕事も家族も失った。
死刑囚になった、死刑制度反対者の元・大学教授。
なぜ無実だと叫ばない? なぜ死刑を甘んじて受ける?
そんな彼から指名で呼び出された新聞記者(ケイト)が、死刑囚本人が知る真相を探し始めた――。
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2006.01.09 Comment:0 | TrackBack:0



中年男の現代戦争

【監督】原田眞人
【出演】役所広司、仲代達矢、椎名桔平

潰すのは簡単だ。今すぐにでも出来る。
だが、それが一体何になる!
俺達の手で、キレイな体で生まれ変わらせることはできないのか?



世界にも触手を伸ばす巨大バンク、朝日中央銀行(ABC)に、総会屋への不正融資疑惑が持ち上がり、東京地検特捜部とマスコミが動き出す。
微塵も危機感を抱いていなかった上層部。
そこへ銀行浄化のため、ミドルエイジ中年行員4人が立ち上がる!

主人公はその中の1人、北野(役所広司)。
妻(風吹ジュン)の父(仲代達矢)は、ABCの実権を握る最高顧問。
総会屋と接触を始め、その関係を持続させ、銀行全体を決して逃れられない呪縛にかけた人物だ。
義父からはいびられ、辛く当たられる北野。
だが、銀行浄化に自らが表に立って着手すれば、義父と対立することは避けられない。
ここが、1つの見所だろう。
その辺りの葛藤、畏怖、決断という様々な感情が、北野から垣間見られてヒリヒリする。
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2006.01.04 Comment:0 | TrackBack:0



ポケットにいつもロックを!

【監督】リチャード・リンクレイター
【主演】ジャック・ブラック

何がなんでもロックで見返す。
ヘイ、そこの子供たち、ロックンロールを教えてやろう!
見よ、俺様のギターテクを!



「ロックしてぇ~~!!」 鑑賞中も鑑賞後も強烈にそう感じる。
とにかく、全編通してジャック・ブラックのキレっぷりが強力で、全く飽きない!
ほんとね、素なのか演技なのか、ちょっと区別つかない雰囲気で、怪物っぷり発揮か?
ジャック自身、テネイシャスDというバンドで活動しているので、ブレイシーンも問題なしだ。

所属するバンドをクビになったギターマンのデューイ(ジャック)。
連れの家に転がり込み、友人宛にかかってきた中学代理教師の話を自分の物にしてしまう。
そして、名門校でロックの英才教育を開始!
音楽的才能のある子、ない子を巻き込みバンドを結成して、いざ、バンドバトルへ!
いろんな事件を通して、子供たちは成長していく。
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2005.12.13 Comment:0 | TrackBack:0



運命と宿命のダブルバインド

【監督】下山天
【出演】仲間由紀恵、オダギリジョー、椎名桔平、黒谷友香、沢尻エリカ

伊賀と甲賀。
400年の昔から人智を超えた不思議な技を身に付けてきた忍たち。
天下泰平の世、互いに術を交わすことを禁じられてきたのだが、政権の策略が2つの忍を引き合わせることに・・・・・・。
時を同じくして、互いが敵の跡取りとは知らず若い2人の忍が出会い、愛し合う。



アクションだしね、ラブストーリーだしね、CGだしね、正直ストーリーとしての興味はかなり薄かった。

・何十年間、各社が映画化したいと願いながら断念し続けてきた山田風太郎作品。
・その作品にオダギリジョーが出ること。
・日本発の本格的な映画ファンド対象作品。

以上の三点のみに対する好奇心で観た。
あとは、ジャパンビューティーの華麗な描写もかな。
でも、ん~・・・・・・、やっぱり私の好みの映画ではなかった・・・・・・。
きれいだったよ、日本の風景美。フレーミングや角度なんかにもこだわりが感じられたし。

ただ、キャッチコピーである肝心の「愛し合う運命。殺し合う宿命――」に関する描写がイマイチ薄かったのでは?
その辺りをもっと強く感じられたら、娯楽大作として良い作品になったかなと・・・・・・。
でも、要所要所には素晴らしいシーンがあった。
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2005.12.02 Comment:0 | TrackBack:0



マニア達のポップな恋

【監督】松尾スズキ
【出演】松田龍平、酒井若菜、松尾スズキ

絶対似合うと思ってたんだ~、このコスプレ。
えっ、これがマンガ・・・・・・・??



いや、基本的に恋愛映画って苦手というか、あまり好んで観ないのだけれど、こういう愛の形は好きだし、恋愛映画もいろいろあって悪くないかもと思った。

コスプレOLの証恋乃(酒井)は、自称「マンガ芸術家」の蒼木門(松田)と出会い、付き合い始める。
だが、門の描くマンガとは「石で描いたマンガ?」だった・・・・・・。
怪しい住人のいるアパートに住み、かつての売れっ子マンガ家(松尾)がマスターを務めるマンガ喫茶で働き始める門。
恋乃と門の恋愛に、マスターが加わる妙な三角関係。
『恋の門』は2人の名前をかけた「恋乃門」ということか?

在り得ない、それこそマンガ的なCGがあちこちで使われているが、ストーリー全体のポップな雰囲気と相性が合っていて全く気にならなく、むしろ効果的!
主演の2人のキャスティングもぴったりだし、平泉成、大竹しのぶ、田辺誠一などがチョイ役で出ているのも面白い! 
映画監督・三池崇史、忌野清四郎の異色キャラもカメオ出演。
全ての役者がドンピシャリ!
サンボマスターのテーマソングも最高!
しかし、松尾スズキは声が渋いな~。

ラストは、コンテスト優勝を目指して、恋乃、門、マスター3人がマンガをひたすら描いているという地味なシーンにも関らず、画面は十二分に持っているし、スピード感、テンションは最高潮!
最後は、マニアでちょいと不気味な蒼木門が「かなりのイイ男」に見えた。
2005.11.28 Comment:0 | TrackBack:0
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