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男と女の永遠の形

【監督&脚本】ルイ・マル
【出演】モーリス・ロネ、ジャンヌ・モロー
【音楽】マイルス・デイビス

愛する人の旦那はいなくなった。
あとは彼女に会いに行くだけ。
なのに、どうしてだ?!
全ては計算通りに進んでいたのに……。



勤める会社社長の妻・フロランス(ジャンヌ)と逢引を繰り返すジュリアン(モーリス)。
二人の関係を永久のものにするため、愛を貫くため、密室での自殺に見せかけ、ジュリアンは社長を社長室にて撃ち殺す。
彼をカフェで待つフロランス。
だが、彼が現れることはなかった……。
裏切り? 他に女が?

ジュリアンはカフェへと逃げる途中、社内のエレベーターに閉じ込められたのだった――。
閉じ込められたジュリアン主体に描かれた物語だと思いきや、その描写は僅かにしか過ぎない。
彼を探し、パリ中を夜通し歩き続けるフロランス。
探しても探して姿を見せないジュリアンに対する疑惑の思いを消そうと努めながら、その愛情の強さで一心にパリを彷徨うジャンヌ・モローが美しい!! 
能面のようにも見えるほど無表情なのに、その横顔の美しさは何!?

そして、ジュリアンの車を盗んだ若いカップル。
車を飛ばした先のモーテルで知り合ったドイツ人夫婦を、車内にあったジュリアンの銃で撃ってしまう。
絶望して、心中を図るあどけない恋人。

罪を犯した故に、死ぬことで永遠に傍にい続けようとした男女。
邪魔者を殺して永遠に添い遂げようとしたのに、歯車が狂い、二度と会えなくなる男女。
愛を求めた先の行方の違いを、二組のカップルが対比して見せてくれる。

結局、ジュリアンとフロランスは会えないまま。
心中未遂の恋人がジュリアンのカメラで撮った写真を現像に出したことを知るフロランス。
現像液の中で温かく浮かび上がる、ジュリアンとフロランスの2ショット写真の数々が、心地よく、悲しい余韻を残す。

淡々としている中に描かれる、二人の強い結びつき。
そして、ほんの1ブロックの行き違いが、人生を狂わせる悪夢。
マイルス・デイビスが泣かせるトランペットが、物悲しく、そして渋い。
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2006.02.26 Comment:0 | TrackBack:0
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