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大切な人の死は、
人をオカシク、カナシイ生き物にする


【監督】ピーター・ミュラン
【出演】ゲアリー・ルイス 他

愛するママが死んだ。
訳がわからない。
ただただ、ママが恋しい・・・・・・!



愛する人を失った時、人はどんな言動を取るのか?
そして、その後をどう生きていくのか?
底の見えない悲しみ包まれながらも、ブラックユーモアを交えながら人間の愛おしさを描く珠玉の作品。

『マイ・ネーム・イズ・ジョー』でカンヌ主演男優賞を受賞したピーター・ミュランの初監督作品だが、俳優としてだけでなく、監督としての才能を感じずにはいられない。
案の定というか、やっぱりというか、二作目『マクダレンの祈り』でヴェネチア金獅子賞を受賞した!

大好きな母が死んだ夜、長男トーマス(ゲアリー)、次男マイケル、脳性マヒの妹・シーラ、末っ子ジョンの四人兄弟は、深い悲しみのあまり、それぞれ常軌を逸した行動に出る。
母の葬儀を無事に行うことができるのか?!
スコットランド・グラスゴー。パブに集まった四人。
トーマスが母の好きな歌を歌い、泣き崩れる。
それを笑った男に立ち向かったマイケルは、ナイフで腹を刺されてしまう。
二人の復讐を誓ったジョンは、ライフル片手に相手を探して町に飛び出す。
一方、遺体を安置している教会から締め出される車椅子のシーラ。
外は嵐の気配が・・・・・・。

悲しさの極限にある人間の思考や行動。
悲しさはあるが、ユーモアも交えつつ描かれているので、ドーンと沈み込むことなく観られる。
好きなシーンが、マイケルが腹の傷を職場での事故だと嘘をつき、同僚に労災のための証人になってくれと頼む場面。そして、この台詞。
『俺に必要なのは・・・・・・ママだ・・・・・・。ママが恋しい!』
このシーンが秀逸!
直後、後ろの川に倒れこんで、板切れに乗っかって流されていくってのもバランスがイイ。

ラストシーンも、堅物の長男・トーマスの姿が描かれていて微笑ましい。
ちなみに、トーマス役のゲアリー・ルイスは、バレエ映画『リトル・ダンサー』で頑固で無口な親父を演じていた・・・・・・。

<今日のBGM:スライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーン『FRESH!』>
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2005.11.20 Comment:0 | TrackBack:0
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