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変わった女の子との普通の恋愛

【監督】犬堂一心
【出演】妻夫木聡、池脇千鶴、上田樹里

楽しく、愛しく、そして、切なくて苦しい。
大切な関係であり、そして今は甘い思い出。
二人は出会い、ごくフツウの1つの恋が終わるように、別れた。



「このラストで良かった」観終わった瞬間そう思った。
だから、この映画が好きだ。
いつまでも仲良く二人が付き合っていってしまうと、この作品のリアルな空気が一気に吹き飛ばされてしまうだろう。
現実味に溢れた恋愛物語。
全編、くるりの曲がこの映画の雰囲気にピッタリ。
映像もきれいで、ちょっとフィルターがかった画像が気持ちいい!

足が不自由で乳母車に乗る風変わりな少女・とみ子、通称ジョゼ(池脇)。
ぶっきらぼうでイケズだが、自分の世界を持ち、知的でユーモラスな魅力的な女の子。
一方、恒夫(妻夫木)は雀荘でアルバイトするフツウの大学生。
二人がある日偶然出会い、恒夫はジョゼの家に出入りするようになる。
やがて二人は恋愛をし、同棲し、そして別れる。




恒夫には、「障害をもった女の子と付き合う!」という気負いみたいなものが一切無い。
ごくごく普通の感覚で、誤解を恐れずに言うなら普通ではないジョゼと付き合う。
だから余計に、ジョゼへの気持ちが徐々に醒めていく描写が、無茶苦茶リアルで胸が締めつけられる!
後半の、恒夫とジョゼの表情や間には、苦しさと切なさが満載だ。

恒夫がジョゼの家に別れを告げに行く時、外には次の彼女(上田)を待たせている。
こういうのも、何だか普通っぽいんだ。
別れを告げて新しい彼女と歩き出した恒夫は、途中で堪えきれず嗚咽をあげながら泣き崩れる。
ズルイけど、何だかわかるなぁ。本当、ズルイんだけど。
新しい彼女は、恒夫に声をかけてあげられない。
こんな時って、彼の気持ちと、彼の過去を丸ごと愛することしかできないだろう。

そんな恒夫の弱さ、ずるさ、情けなさが描かれる一方、ジョゼは常に前を向き、毅然としている。
別れた後の彼女の表情は凛として輝き、それでいて思い出を大事にしている感じがして、すごくカッコいい!

妻夫木&池脇ペアは良いね。
ベットシーンもあるけど、爽やかで初々しくて、幸せな空気が漂っている。
そんな温かさがあった分、二人の気持ちが噛み合わなくなっていく姿は、切ない!
でも、誰を責めることもできないのは、よくわかる……。

<今日のBGM:アレサ・フランクリン「LADY SOUL」>
かっちょエエ~!
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2005.11.06 Comment:0 | TrackBack:0
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