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若く熱い欲望を喧嘩で昇華

【監督】鈴木清順
【脚本】新藤兼人
【主演】高橋英樹

憧れの道子さん……。彼女に触れたい……。
いやいや、彼女は敬虔なカトリックで無垢な女性だ。
気軽に触れてはならない!
男だ、男は喧嘩じゃ~っ!!



昭和初期の旧制中学時代を舞台に、鈴木清順が描く男の青春物語。
岡山で下宿生活を送る南部(高橋)は、男の中の男になろうと喧嘩修行に明け暮れる。
本当は、下宿先の娘・道子にピュアな恋心をいだいているのに……。
この修行が漫画チックで笑える!
青春真っ只中の南部が、道子に対して感じる純粋な恋心と若さゆえの性欲を喧嘩で発散!
一昔前ならばスポーツで発散していたところだろうが、そこはバンカラな旧制中学、己の腕っぷしだけが物を言う。
喧嘩、喧嘩、喧嘩で、遂に放校処分になり会津へ移るが、ここでも自慢の腕でのし上がっていく南部。
テーマ曲の作曲は山本直純だ~!


そんなに道子が好きなら、押し倒しちゃえばいいのにさ~。
向こうも好きだって言ってるんだから。
でも、これで簡単にくっついても面白くない。
ちょっとトボケてて、朴訥な南部を演じた高橋英樹がイイ!
ユーモラスでちょっぴりエッチなシーンもあって、当時イケメンの二枚目俳優だっただろう彼にとっては、結構イメージを覆す役だったんじゃないかと思う。

結局、そんなにまでして自分の欲を抑えたのに、道子には「結婚できない体なの(子供ができない?)」と言われ、身を引かれてしまう……。
あんなにまでして喧嘩に明け暮れていたのに、所詮、叶わぬ相手だったとは。

ストレートな青春映画なんだが、最後は北一輝の青年将校暗殺事件を知り、今度は東京で喧嘩をしかけようと列車に飛び乗るなど、風刺的な描写もあり。
所詮、暗殺事件も大きな喧嘩なのか?
この後に訪れる日本の暗黒時代を皮肉っている感じがしてならない。

<今日のBGM:ザ・スリルズ「So Much For The City」>
ダブリン生まれのアメリカン・ポップスが気持ちよくて穏やか~♪

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2005.11.05 Comment:0 | TrackBack:0
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