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プロの殺し屋を知っているか?

【監督】鈴木清順
【脚本】具流八郎
【出演】宍戸錠、真理アンヌ、南原宏治

どこだ? どこだ?
どこから俺を狙っていやがる!
殺されるぐらいなら、俺がお前を殺して№1になる。
嗚呼、殺し屋なんて因果な商売だ。
今日もメシの匂いが俺を呼ぶ……。



鈴木清順の日活時代最後の作品で、モノクロ画面がスタイリッシュ!
しかし、スターシステムとして「宍戸錠の映画を作れ」って言われて、アクション得意な日活で、よくこんな斬新な作品が撮れるな。
逆に、そんな制約の多い中だからこそ、清順監督に撮られるべくして撮られた作品なのかもしれない。
今観てもかなり斬新だわ。
現代ならボカシを入れるだろう箇所には、画面にバーッと直線を走らせて修正。
これがまたイイ具合にカッコイイんだ。
ウォン・カーウァイやジャームッシュも熱狂ファンらしい。
だが、「こんな意味不明な映画を作る奴はいらん!」と日活社長の逆鱗に触れた!
結局、この作品を撮っちゃったことで、清順監督は日活をクビになるわけだ……。

プロの殺し屋№3の花田(宍戸)は、仕事をしくじり、組織を追われるはめに。
狙ってきた№2を殺したことで、自らが№2の座に収まる。
やがて、なぜか№1(南原)から命を狙われる花田。
「そうだ、№1を殺れば俺が№1じゃねぇか?!」

しかし、ストーリーといいキャラクターといい、こんな面白い設定をよく考えつく。
弱気で強気、クールで情けない№3。
側にコケティッシュな裸の美女がいるのに、ご飯の炊ける匂いを嗅ぐのが好きって、そんな殺し屋いるか~!
バーに入って、カッコつけてご飯頼んでるんだもんな。
夫婦で殺し屋をしている妻(裸のシーンばっかり)に、「米は米屋で売ってるんだ! 覚えておけ!」って当たり前のこと言ってもね~。
だけど、変で情けないこの花田が妙にカッコイイ。宍戸錠が無茶苦茶ハマッテル。
それに増して渋いのが№1。

埠頭で№1との銃撃戦が終わった後、ライフル片手にフラフラになりながら、少しイカレた高笑いで小走りする花田。
少しアオリ気味に全身入れて撮ってる構図なんだけど、ここが最高!!!

この作品の設定を生かし、清順監督は2001年に江角マキコ主演で「ピストルオペラ」を製作。
2006年は監督50周年だそうで。
今年公開の「オペレッタ狸御殿」も良かったし、もっと作品撮ってほしい!

<今日のBGM:サントラ「パルプフィクション」>
懐かしいけど、今も好き
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2005.10.28 Comment:0 | TrackBack:0
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