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中年男の、息子捜し? 自分探し?

【監督】ジム・ジャームッシュ
【出演】ビル・マーレイ、ジェフリー・ライト、シャロン・ストーン

届いたのは一通のピンクの手紙
ピンクのを花を持って、かつての彼女の家のドアに立つ
息子なんて、一体どこに居る?



仕事に成功し、富を手に入れたが彼女には振られたばかりの、かつてドンファン、今は中年男(ビル)。
ある日、ピンクの手紙が届く。
「19歳の息子が、父親を捜しに行くと旅に出た」と名無しレターは言う。
隣人にノセられ、若き日の恋人たちのもとを訪ねて、息子探しの旅が始まった……。
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2006.09.10 Comment:2 | TrackBack:0



罪悪感は消えることがないのか

【監督】黒木和雄
【出演】柄本佑、小田エリカ、石田えり、香川照之、原田芳雄

あの時、僕は手を差し伸べることができなかった
助けなきゃいけないことは分かっていたけど、
身体は必死に、逃げようと動き出していた
どうして、あの時、僕は……



今年、逝った黒木和雄監督の戦争三部作の1作。
この夏、遺作となった原田知世主演の「紙屋悦子の青春」が公開される。

1945年、宮崎県霧島。
美しい風景をバックに、淡々と村でのひと夏の出来事が描かれていく。
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2006.08.16 Comment:0 | TrackBack:0



「思いっきり笑いたい」ただそれだけ

【監督&脚本】ソン・ヘソン 
【出演】ソル・ギョング、中谷美紀、藤竜也、萩原聖人 

俺は、信念を決して曲げない。
思うように生きるだけだ。
ヒーローは2人はいらない。
この俺一人で十分なんだ。



戦後直後の日本を生きた人、高度経済成長期を生きた人、そんな時代を知らない若い人…。
昭和、そして平成に生まれた日本人は、みんな観るべき映画。

1975年生まれの私にとって、第二次世界大戦後の日本の空気と日本人が醸し出す雰囲気は、想像の域を越えない。
連合国軍に負けた大日本帝国。欧米を恐れ、弱気になった日本人。
自尊心、誇り、愛国心……、それまで連綿と伝え続け、持ち続けた様々な日本の美学はどこへ?

日本人から差別を受けてきた朝鮮人の力道山(ソル)。
故に、実力がありながらも角界での成功は不可能だと諦め、日本ではまだ知られていないプロレスで成り上がろうと決意する。
「私の知っている日本人はどこへ行った!!」
「リングで外国人を打ち負かし、日本の子供達に勇気と力を与えたい」
反対する興行主たちを説得する力道山。

この言葉、嘘ではない。
だが、本心でもない。
本当の彼の心、それは「思いっきり笑うこと」なのだ。
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2006.03.26 Comment:0 | TrackBack:1



以前、このブログでレビューを書いた『蛇イチゴ』の西川美和監督の最新作『ゆれる』が完成披露試写会を迎えたようです。

『蛇イチゴ』は雨上がり・宮迫を詐欺師の兄役に据え、ある一家をブラックと毒舌、そして、ほんのり温かいムードで包んだ、私の大好きな作品。

前作から時間は随分と経ちますが、待望の新作がいよいよこの夏に公開。
今作では、香川照之とオダギリジョーの二人で、異母兄弟の関係性を描くそうです。
二人とも大好きな俳優で、しかも監督が西川美和! こうなりゃ見ないでどうする! 
ということで、公式ホームページをリンクしました。

まだまだこれから充実するようですが、特報の動画を見ただけでかなり期待が高ぶりました!!
興味のある方は是非とも!
2006.03.25 Comment:0 | TrackBack:0



男と女の永遠の形

【監督&脚本】ルイ・マル
【出演】モーリス・ロネ、ジャンヌ・モロー
【音楽】マイルス・デイビス

愛する人の旦那はいなくなった。
あとは彼女に会いに行くだけ。
なのに、どうしてだ?!
全ては計算通りに進んでいたのに……。



勤める会社社長の妻・フロランス(ジャンヌ)と逢引を繰り返すジュリアン(モーリス)。
二人の関係を永久のものにするため、愛を貫くため、密室での自殺に見せかけ、ジュリアンは社長を社長室にて撃ち殺す。
彼をカフェで待つフロランス。
だが、彼が現れることはなかった……。
裏切り? 他に女が?

ジュリアンはカフェへと逃げる途中、社内のエレベーターに閉じ込められたのだった――。
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2006.02.26 Comment:0 | TrackBack:0



人間の罪と魂の行方

【監督】豊田利晃
【出演」松田龍平、原田芳雄、板尾創路、千原浩史、國村隼

9人の魂の行く先は、どこ?
これからどうする。
これからどこへ行く。
この先、どうしたいんだ?



刑務所13号室、9人の受刑者。

父親殺しの金子(松田)は自分がシャバでやるべきことだけを心に固く秘め、一人心を閉ざしている。
殺人罪でぶち込まれた、みんなのまとめ役で年長者・寅吉(原田)に強い反感を抱きながら。

そんなある日、脱走可能な抜け穴を見つけた13号室の面々は、シャバへの道をひた走る。
以前同室だった偽札王・山本(國村)が大金を埋めたという小学校を目指して――。

金子&寅吉が中心的キャラではあるけれど、残りの7人にも一人ひとりスポットが当てられ、人となりが描かれている。
板尾兄さん、役者としてやなりイイ雰囲気持ってるなぁ。
ザ・チンピラ役者日本一の北村一輝がちょい役で素晴らしいスパイスを利かせてくれているのが個人的に嬉しい。
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2006.02.25 Comment:0 | TrackBack:0



心を通い合わせてジャズやるべ♪

【監督】矢口史靖
【出演】上野樹里、竹中直人

夏休みなのに補習かよ……。
サボれるなら、高校野球の応援に行ってるブラスバンド部に弁当届けにいくだずぅ!
ん~? ジャズってなんや~?


笑えて泣けて、爽快でテンション上がって、盛り上がって潔い。
『ウォーターボーイズ』と基本設定は同じ。
駄目ダメ高校生が何か一つのことに夢中になってのめり込み、必死なって一芸を身に付けて最後にお披露目という展開。
今回は、「男子高校生がシンクロ」という意外性に比べれば、「女子高生がスウィングジャズ」というのはそうでもないが、+方言(米沢弁)という設定がコミカルだ。
方言しゃべる女の子はかわいい♪

米沢弁バリバリの上野樹里がね~、イイ。
 ・「もうほっといてケロ(←何故かカタカナで表記したくなる)」
 ・基本は語尾に「だずぅ」を付ける
など可愛い過ぎる!
『ジョゼと虎と魚たち』ではリアルな女子大生を演じてたけど、今回のようなコメディ要素てんこ盛りの役もいけるんだな。
表情筋が凄いよ!
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2006.02.19 Comment:0 | TrackBack:0



とあるラヂオ収録スタジオで――

【監督・脚本】三谷幸喜
【出演】鈴木京香、唐沢寿明、西村雅彦、戸田恵子 他


平凡で地味な主婦(鈴木)が書いたラジオドラマ脚本の生放送現場。
放送前から放送終了までの二時間を『24』ばりにリアルタイムで描き切った、監督&脚本三谷幸喜のシチュエーションコメディ!

お得意の群像劇で、どのキャラクターにもしっかり光が当てられて、性格も明確に確立。
一本のラジオドラマに関わる、大勢のオカシナ人たち。
ただ、気のせいかな三谷作品としてはコメディ温度は若干低いような気がした。

いや、しかし。
俳優たちのワガママによって脚本が散々書き換えられる中、生放送でいかに無事にオンエアするか?
当初とは大きく変貌し続ける脚本、さらには結末までが変えられてしまうのか?
そんな展開が続くうち、どんな理不尽で許せないことも仕事として割り切っているクールなディレクター工藤(唐沢)が、熱血漢となって立ち上がる!
このオンエア終了へ向けての怒涛の展開には、釘付け!!
ラストへ集約されていく流れは、本当に見事だな~。

鼻についたり、嫌味だったり、傲慢だったり、そんな登場人物たちも最後には皆、どこか憎めない愛すべきキャラに思ってしまうのも、三谷作品ならではでイイね~っ。
三谷作品は、各キャラクターへの愛情が伝わるものばかりだ。

長回しシーンが多用されていることで、スタジオ内の焦りや緊迫感、展開スピードの速さ、ドタバタ振りもかなりリアルに感じられる。
限られた空間内で描くシチュエーションコメディとしての、三谷映画監督作品の記念的作品。
好きです。
 
2006.02.19 Comment:0 | TrackBack:0
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